40代・50代でも俳優を目指せる芸能事務所のオーディションはある?
テレビやラジオ、雑誌、映画などで活躍する俳優や女優、タレントは、若いうちから下積みを経験し成功した人が多く存在します。
しかし、その一方で、40代や50代から芸能界に入って活躍する人も存在し、年齢を問わずチャンスはゼロではありません。
本記事では、40代・50代から俳優を目指すための方法や、本業との両立が可能であるかという点についても詳しく解説します。
40代・50代からでも俳優になることは可能?
俳優や女優、芸能人といえば、10代・20代の若い頃から下積みを経験していくものといったイメージが根強くあります。
そのため、40代や50代から芸能界を目指すのは遅いのではないかと感じる方も多いでしょう。
しかし、結論からいえば俳優の道を目指すのに年齢は関係なく、たとえ40代・50代からでも俳優になることは可能です。
たしかに10代や20代に比べると、第一線で活躍できるようになるまでのハードルは高いですが、エキストラや脇役などの出演からスタートし、徐々にステップアップしていけば俳優としての道は拓けてくるはずです。
俳優といえばテレビで活躍している人をイメージしがちですが、じつはそれ以外にも、舞台や映画を中心に活躍している方も少なくありません。
また、最近ではネット配信のドラマへの出演なども増えており、以前に比べて俳優が活躍できる場は広がっているのです。
40代・50代から第一線で活躍している俳優
40代・50代から活躍している俳優には、ひときわ個性が光っている人が多く存在します。
たとえば、遠藤憲一さんは現在61歳ですが、2000年代から話題性のあるドラマやCM、映画に数多く出演し存在感を放つようになりました。
また、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんも40歳を境にブレイクし、バラエティ番組やドラマ、CMなどで幅広い活躍を見せています。
40代・50代の俳優はどんな役を演じられるのか
40代・50代の俳優に求められるのは、その人にしか出せない個性や味といえるでしょう。
では、具体的にどういった役どころを担うケースが多いのでしょうか。いくつか代表的な役を紹介します。
- 父親・母親
- 会社社長・役員・上司
- ベテラン刑事
- 教師・大学教授
- 医師
- 弁護士・検事・裁判官
- 飲食店の店主
- 新聞・雑誌記者
- 公務員・官僚
- 職人
- 画家・作家
- シェフ・パティシエ
- アウトロー など
ホームドラマやコメディなどでは父親・母親役は定番ですが、それ以外にも会社の上司や飲食店の店主など、ストーリーの進行に欠かせない重要な役もあります。
また、サスペンスなどのシリアスなドラマ・映画では、会社社長やベテラン刑事、医師、弁護士、記者、官僚、アウトローにいたるまで、若い人には難しい役が幅広く存在するのです。
40代・50代から俳優を目指す方法
実際に40代・50代から俳優になるためには、どういった方法があるのでしょうか。
どれが正しい方法であると断言することは難しいですが、代表的な方法をいくつか紹介しましょう。
劇団に入る
演技の経験がない方が舞台やテレビに出演し活躍することは現実的ではないため、まずは劇団に入りさまざまなレッスンを受けながらキャリアをスタートさせることが一般的です。
ただし、学校のように誰もが劇団へ入れるということはなく、劇団が主催するオーディションに合格することが条件として求められます。
オーディションに合格した後は、舞台のエキストラ役や脇役からスタートし、徐々に大きな役をもらえるように経験を積んでいきます。
芸能事務所のオーディションを受ける
俳優だけでなく、モデルやタレントとして幅広く活躍していきたいと考える方は、芸能事務所のオーディションを受ける方法がおすすめです。
40代・50代、またはそれ以上の年代を対象にオーディションを実施している芸能事務所も多く、書類選考や面接を通過すれば芸能事務所へ所属しさまざまな仕事を経験できるでしょう。
養成所に入る
養成所と聞くとお笑いタレントを育成するところが有名ですが、実は俳優を対象とした養成所も存在します。
大手芸能事務所や映画配給会社などが運営しているケースが多く、養成所でレッスンやトレーニングを積み重ね、実力が認められるようになれば、ドラマや映画などへの出演もできるようになります。
エキストラへの応募
芸能界に興味はあるものの、劇団や芸能事務所、養成所に入るにはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。
そこで、ドラマや映画の撮影現場を肌で体感し、俳優の仕事を間近で勉強するにはエキストラから挑戦してみるという方法もあります。
ドラマや映画の撮影にあたっては、エキストラが募集されるケースも多く、オーディションなどに比べると比較的簡単に役者の1人として出演できる可能性が高いです。
仕事(本業)との両立は可能?
劇団や芸能事務所、養成所に入ることができたとしても、いきなり大きな役をもらい第一線で活躍することは難しいものです。
そのため、多くの場合は仕事で生計を立てながら、俳優との二足のわらじで生活していかなければなりません。
そこで懸念されるのが、仕事と芸能活動との両立は可能であるか、という点です。
10代や20代といった若い世代は体力もあるため、学業や仕事と両立できている場合も多いですが、40代・50代ともなるとハードな仕事やレッスンの両立は決して楽ではありません。
しかし、はじめのうちはレッスンやトレーニングが中心であり、それに合わせて仕事も調整できれば十分な休息時間を確保しやすいはずです。
仕事のスケジュールを調整しやすいよう、あえて正社員ではなく派遣社員やアルバイトで生計を立てている方も少なくありません。
芸能事務所に所属するメリット
40代・50代から俳優を目指す方法について、ご紹介しましたが、未経験者が芸能事務所に入る場合、どのようなメリットを享受できるのでしょうか?
40代・50代から俳優を目指す場合、まずは演技についてのレッスンやトレーニングをしながら、オーディションを受けていくことになります。
そのため、まったく未経験者でも演技指導を受けられる環境を事務所側が用意してくれるので、これから俳優を目指す40代・50代にとっては大きなメリットといえるでしょう。
また、せっかく俳優としてデビューしても、出演の機会がなければ俳優としての仕事を得ることはできません。
しかし、芸能事務所に入ることができれば、まだ仕事のないときでも俳優として経験を積める仕事を割り振ってくれることもありますし、事務所としてプロモーション(宣伝)もしてくれるはずです。
また、業界のマナーやしきたりも学ぶことができるのも芸能事務所に所属するメリットといえるのではないでしょうか。
ステージは40代以降のシニアモデルが多数在籍
一口に芸能事務所といっても、全国には大小さまざまな事務所が存在し、事務所によっても得意分野やクライアント企業は異なります。
ステージは東京都渋谷区にある芸能事務所で、10代や20代といった若手のタレント・モデルはもちろん、40代以上のミドルシニア、およびシニア世代のモデルも多数在籍しています。
着物モデルの仕事も数多く依頼があり、未経験からでもシニア世代の活躍を強力にサポートします。
まとめ
40代・50代の俳優には個性的なキャラクターが多く、ドラマや映画で割り当てられる役どころも多岐にわたります。
芸能界でのキャリアをスタートさせるには遅すぎるのではないか、と考えられがちですが、それまでの経験や個性を発揮できれば俳優としての道も十分に考えられるでしょう。
劇団に入ったり芸能事務所のオーディションに参加するなど、さまざま方法がありますが、一から演技のスキルを高めていきたいという方には養成所への入所もおすすめです。