高齢者にこそ生きがいが必要!その理由や生きがいを見つけるポイントを紹介
若い頃はバリバリと仕事に打ち込んでいた方が、定年を迎えてやることがなくなり途端に元気をなくしてしまう、といったケースも珍しくありません。
働く時間が長い現代だからこそ、高齢者になったときに仕事以外のやりがいが必要だといえるでしょう。
今回はそんな高齢者の生きがいについて、どんな楽しみを見つければ良いのか、また自分に向いた趣味や生きがいを見つけるためのヒントをご紹介します。
高齢者に生きがいが必要な理由
働き盛りの世代が生きがいを持つことで、プライベートを大切にしながら仕事に打ち込めるようになるのは皆さんご存じの通りです。
しかし、仕事に打ち込む時間が少なくなったり、定年を迎えて退職したりした後の高齢者にこそ生きがいが必要だと知っている人は少ないでしょう。
自分が高齢者になったときのことをイメージできないまま定年を迎えてしまい、やることが見つからずに代わり映えのない毎日を送っている方も多いはずです。
「生きがい」とまではいかなくても、日々楽しんでできることが一つでもあれば、明日をワクワクした気持ちで迎えられるでしょう。
高齢者は自分のために使える時間が長くなるのに加え、若い頃に比べて体感時間が長く、時間がゆったりと流れるようになります。
その中で食事をしたり入浴をしたりといった毎日のルーティンだけ行っていても、空き時間を持て余してしまうでしょう。
「今日はこれをしよう」といった予定を一つずつ増やしていくことで、何もせずぼーっとする時間が減り、生き生きとした毎日を送れるようになります。
このことから、生きがいを感じるような趣味や活動を一つでも持つことは、高齢者にこそ必要なことだといえます。
自分に与えられた空き時間を有意義に使うためにも、これからご紹介する内容を参考に、打ち込みやすい生きがいを探しましょう。
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高齢者が生きがいを感じること5選
「生きがい」と聞くと何だか難しいように感じてしまいがちですが、全く新しいことを始めたり、困難なことに挑戦したりする必要はありません。
毎日楽しみながらできる行動であれば、どんなに些細なことであっても立派な生きがいになるでしょう。
自分のために使える時間の長さや、身体の動かしやすさ、周りとの関わりの多さなどを考慮した上で、自分の好きなことをイメージしてみることをおすすめします。
家族との食事
パートナーや自分の子ども・孫など、家族と一緒に食卓を囲むのは貴重な時間の一つです。
普段から密にコミュニケーションをとっている方はもちろん、会話の機会が少ない方でも、食事を共にすることで話が弾みやすくなるのではないでしょうか。
美味しい食事をゆっくりと楽しむことで、自然と笑顔が浮かび、団らんのひと時を過ごせるはずです。
旅行
身体の痛みや疲れやすさなどを感じやすい高齢者は、空き時間があっても外出を控えている方も少なくないでしょう。
そんな方は、お天気が良く過ごしやすい気候の日を狙い、近場に旅行してみてはいかがでしょうか。
若い頃のように遠方へ何泊もするのが難しくても、パートナーや家族・友人と観光地を巡る時間は素敵な思い出となるはずです。
公共交通機関を使いながら、観光地までの道のりや景色を楽しんでみることもおすすめです。
スポーツ
高齢者の多くは若い頃に比べて運動量が減り、身体の衰えを感じやすくなります。
運動不足によるトラブルを防ぐためにも、以前好んで行っていたスポーツや、高齢者でも身体を動かしやすい運動を始めてみると良いでしょう。
近所を散歩するのも良いですし、近場の高齢者と一緒にゲートボールやテニスなどに勤しむのもおすすめです。
スポーツを通して新たな交流ができ、会話が弾むのもメリットといえます。
孫や家族との時間
孫や家族と一緒に過ごす時間を少しでも増やし、かけがえのない時間を生きがいとして大切に楽しむのも良いでしょう。
パートナーや自分の子どもと過ごす時間はもちろんのこと、幼い孫から元気を得ている方もたくさんいます。
遠方にいてなかなか会えない場合も、誕生日やお正月などの節目に合わせて顔を見せてくれるよう頼んでみるのもおすすめです。
高齢者の方々にとって良い刺激になるのはもちろんのこと、子どもや孫たちにとっても素敵な時間となるでしょう。
趣味の時間
時間を費やして打ち込める趣味がある方は、その時間が生きがいとなっている場合が多いといえます。
若い頃から続けてきた趣味だけでなく、定年を迎えて初めて挑戦した趣味がある方も多いため、可能性は無限大に広がっています。
スポーツなど身体を動かすアクティビティだけでなく、家の中でできる趣味も幅広く存在するため、身体を動かしにくい方や天気の悪い日なども気軽に楽しめるでしょう。
また、趣味の中には地域で同好会などが開かれていることもあり、俳句や生け花・陶芸など様々な文化に触れることができます。
一人で新たな趣味を始めるのが難しいと感じる方も、家族や友人と一緒ならば挑戦しやすいのではないでしょうか。
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高齢者が新しい生きがいを見つけるポイント
生きがいがあると良い、とは分かっていても、すぐに自分に合う趣味や活動が見つかるとは限りません。
まずは自身がどのようなことに興味を持っているのかを知るために、これからご紹介する5つのポイントに注目してみましょう。
新しい趣味に挑戦
これといってやることがない、と悩んでいる方は、自分の興味がある活動に挑戦してみるのがおすすめです。
まずはどんな些細なことでも、興味を持てることを紙に書き出してみましょう。
新聞についているクロスワードパズルが好きな方であれば、懸賞付きのパズル雑誌を購入してみるのもおすすめです。
好きなドラマがある方は、演技がうまいと感じた俳優の別の作品を借りて視聴し、感想をノートにまとめてみるのも良いでしょう。
生きがいとなるきっかけは日常生活に潜んでいるため、日頃から楽しいと思った瞬間がないか考えながら過ごすことが大切です。
仕事を探す
高齢者だからといって、仕事からきっぱりと離れなければならないわけではありません。
近年はシニア層を積極的に雇用している企業も多く、無理のない範囲で仕事ができるでしょう。
力仕事や夜遅くまでの残業がないことも多いため、身体への負担が少ないのも特徴です。
高齢者が仕事をするメリットとしては、周りの人と関わりを持つことでコミュニケーションの機会が増えるといった点が挙げられます。
パートナーと2人、もしくは一人暮らしの高齢者などは、どうしても会話の機会が減り頭を使う時間がどんどんと少なくなってしまうでしょう。
仕事をすることで頑張りに応じてお金がもらえるほか、常に頭を使いながら生活ができるようになり、脳機能の衰えを防止できます。
環境を変える
これまでの生活で特に興味を持てることがないと感じる方は、思い切って今の環境を大きく変えてみてはいかがでしょうか。
賃貸物件に住んでいる方であれば、引っ越しをするのも一つの方法です。先ほどご紹介したように、新たな仕事を始めるのも良いでしょう。
身の回りの環境が変わることで、これまでの自分と比べて格段に視野が広がり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。
自分でも気が付かなかった興味や趣味・好きなことに出会い、生涯の生きがいとなることも多いでしょう。
自分一人で新たな世界に踏み出す勇気がない方は、家族や友人を巻き込んで挑戦することもおすすめです。
人と交流を持つ
先ほどもご紹介したように、周りの人と関わりを持つことは、高齢者にとってもっとも大切なことの一つです。
仕事を始めたり、趣味の同好会やクラブ活動に顔を出したりするのに加え、地域のイベントに参加したりする事で、同じ趣味を持つ友人ができたり、新たな世界が広がるはずです。
ボランティア活動を始める
人のためになることをしたいと考えている方や、せっかくの空き時間をより有効に使いたいと思っている方は、ボランティア活動に挑戦してみると良いでしょう。
震災により被害を受けた地域で活動をするボランティアもあれば、身の回りの地域でゴミを拾うなどといった活動もあり、その種類は様々です。
中には力がいるものや危険を伴うものもあるため、安全に参加できそうなものを選んで挑戦してみましょう。
高齢者が生きがいを持つことで得られる効果
生きがいを持つことが良いことだとは知っていても、具体的にどんなメリットがあるのかを知らないままでは明確な目標を掲げにくくなります。
高齢者にとっての生きがいがどんな意味を持つのか、具体的な2つの効果を見ていきましょう。
認知症やうつ病どの病気の予防
生きがいのない高齢者に比べ、趣味やボランティア・周りとのコミュニケーションなどに生きがいを見出している方の方が、認知症に悩まされにくいといった研究結果が出ています。
その他にも身体機能の衰えを防いだり、抑うつ症状を減少したりと、様々なメリットが期待できるでしょう。
認知症には様々なタイプがあり、身体を動かすことが困難になる方や、暴力的になる方、徘徊してしまう方など多種多様です。
そのほとんどが自分で自分の行動を管理できず、家族の協力が必要となるでしょう。
万が一認知症やうつ病になった場合のことを考えるのはもちろん、認知症にならないための工夫を続けていくことも大切です。
健康推進に繋がる
スポーツやボランティアといった身体を動かす活動で運動不足を解消できるのはもちろんのこと、パズルや刺繍・編み物など手先を使うものには脳の衰えを防ぐはたらきが期待できます。
そのどれもが高齢者の健康推進に繋がるため、無駄な趣味は一つもないと考えて良いでしょう。
働き盛りだった頃を思うと、「こんなに遊んでいていいのかな」と感じる方も多いものです。
とはいえこれまで積み重ねてきた長年の努力があってこそ、今の自分たちがいるのだと覚えておきましょう。
これからは自分の生きがいを大切に、健康寿命を延ばすための努力を続けることをおすすめします。
ステージではミドル・シニアのタレント・モデルを募集中!
芸能事務所ステージでは、40代から80代の方を対象に、タレントやモデルとして活躍したい方を募集しています。
今回ご紹介したように、高齢者だからこそ生きがいを持つことが大切です。
これまで演技の仕事をした経験がある方もそうでない方も、これをきっかけに芸能界での活躍を目指してみてはいかがでしょうか。
ステージに所属しているタレントの方々は、その8割が未経験でのスタートであり、何も分からない状態から成長し活躍しています。
芸能界といってもその仕事は幅広く、広告や雑誌・テレビや映画など様々なシーンで活躍できるでしょう。
もちろん演技の指導など、活躍するために必要な技術を身に着けるためのサポートも万全です。
ステージの公式サイトには、所属タレントのインタビュー動画も多数掲載しています。
実際に活躍している方の生の声を聞きながら、新たな世界へ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
関連記事:シニア俳優・女優オーディションを受けてみよう!|芸能事務所ステージではシニアタレントを募集中
まとめ
毎日何もせずに過ごしてしまいがちな高齢者の方々にこそ、生きがいとなる趣味や活動が必要不可欠です。
どの活動も遅すぎることはないため、まずは今日から興味のあることについて考えてみてはいかがでしょうか。
1日のうち数時間でも趣味や新たな活動に没頭することで、より毎日が輝いて見えることでしょう。